注文住宅の床

長屋門のような小屋(主家に通じるアプローチ&物置小屋)の西面に飾り棚、収納、洗面カウンターを設けています。
そのアプローチの床の仕上げはコンクリートの金ゴテ仕上げでしたが、僕の中では “簡素でいい”と“物足りなさ” とがいつも交錯していて、結論には至っていませんでした。

天井を貼り終えて、アプローチ廻りの材料出しをしている時、やはり床を貼ろうと思いました。機能的にはコンクリート仕上げで何の問題もありませんし、メンテも楽です。

只、建築としての小屋と考えると床を貼る方が良いかと判断しました。床を貼り終えてみますと材料と仕上げ方法が少し良すぎた感が若干あって、最初土足で上がるのは勇気が必要な感じです。

僕の大好きな美術館as it isも床はカラ松の足場板を使っていて、勿論土足です。
又、創商の材木倉庫も杉の足場板を貼っています。今回のアプローチの床板は足場板ではなく化粧板なので、使用してみてどのように感じるのか・・・ひとつの楽しみです。

2023年9月29日 竹田 成太