鞆の浦からの帰り道、行きがけに見ていた素敵なお家。
車を停めて仕事モードで見ていました。
  

お家の方が出てこられて、どうぞ見ていってくださいと声をかけてくれました。
失礼をお詫びして、少しお話をさせて頂きました。
門や塀はありませんが、ゆっくりと仕切られた板塀やコンクリートの結界。
この外回りの風景は、ここに住んでいる人の生き方が、まさに表れていると思いました。
お庭の一角には、ご近所の人達が少し休まれたり、子供達の遊びの場所にもなっているのです。
  

敷地全体を設計することの答えがここに一つありました。
その家だけを考えるのではなくて、敷地全体、屋外での生活も視野にいれたことでより豊かさが享受できます。
家と屋外。具体的に言えば、物干し、物置、屋外の洗い場、お庭、アプローチ、結界、塀・・・等々考えることがたくさんあります。
いい勉強になりました。
見ず知らずの僕に気持ちよく見せて頂いて本当に感謝です。
名刺とリーフレットを渡して帰路につきました。

ゆっくりと過ごす日曜日の午後、昨日の事を色々と思い出しながら楽しい時間を過ごせました。
ブログを書くことでその時の状況をもう一度思い返せますので勉強になります。
気分が良いせいか雨上がりの庭が、より一層美しく感じます。

竹田　成太