蔵の改修

今日は築70~80年経た蔵の改修計画の一幕です。

外壁の漆喰壁の一部が崩落してから、改修の方向がなかなか定まらず時間が経ってしまいました。
計画当初から屋根部分の改修は早くに見えていましたが、外壁の改修はなかなか難しくて、色々な専門の方にも相談しましたが納得のいく答えは出てきませんでした。

そこでこの度、40数年お付き合いいただいている建築士のTさんにお願いして一押しの左官さんを紹介していただきました。
Tさんの事務所でのお話は共感するところも多く、又いい実績もたくさん残されているので一度現場の下見をお願いしました。

2週間後のM邸の下見、現場を見る力、改修箇所と改修案、施工上の留意点、左官の領域を超えた施工判断・・・など。
今まで悩んでいた外壁の改修計画の方向性が見えてきました。
やっと前に進むことが出来ます。

やはりいい実績を残している職人の観る目、判断力は素晴らしいと改めて思いました。
左官のIさんは最後にお客様にもわかり易く説明して「少し傷んだところはありますが昔の職人が造り込んだいい建物です。ぜひ残して下さい」とのお話でした。
Iさんにはいい改修案を出していただいて感謝です。

この日の午後は普段から気になっているところの片付けでした。(大元の事務所)
シマトネリコの植え替え、梅雨への備え、流し台下の収納の整理・・・など。
夕方に終了、ジムに行く気力はほぼ0状態。でもたくさんの課題を済ませて気持ち良く家路につくことができました。

2024年6月28日 竹田 成太