先々週の土曜日に新しい事務所の庭の参考になればと思い、イサム・ノグチの庭園美術館に行ってきました。
十数年前に訪れた時と同じ空気感、200年を経た主家の風情、よく手入れされた庭、イサム・ノグチならではの石の使い方など、何度見ても飽きない素晴らしい空間でした。
作品と庭や建物を含めたアートの世界にとてもいい刺激を受けました。
僕が一番に感じた事は、凛とした空気感、優しいひかりとあかりが灯す落ち着いた室内、又、力強いシンプルな構成美の続間…などなど。
文章で書くのは簡単ですが、創るのは大変難しい課題です。
築200年の豪商の家をイサム・ノグチの感性で改装して暮らしの中に作家の作品がほど良く置かれている主家。何度見ても素敵な空間です。
ある種住まいの原点のように感じられます。
勿論このような豪邸を建てる事は難しいですが、昔の建築、暮らし方の良いところは大事に残していきたいとあらためて思いました。
2024年4月5日 竹田 成太