今回は、岡山市南区に建築中の現場に行った話をしたいと思います。
竣工前約一か月、周囲をぐるっと目隠しをしていた足場もやっと取れた頃です。
今回の私のこの現場に行っての役割は、外構の基本設計、窓のブラインドの色決め、電気設備の位置決め・・・等です。
でも、一番見てみたいのは何といっても外観・・・。
到着するやいなや早速この二階建ての家をぐるりと眺めました。
自分から申すのも・・・ですが、想像以上の出来栄えで・・・。
具体的には特にこの家で力を込めて設計した南面です。
二階を60センチ、一階よりもオーバーハングさせ屋根もその分付け下らせています。
そして一階では、巾7m以上の掃き出し木製建具を支える無垢の木枠がその重くなった二階をぐっと受けている感じも狙い通りでした。
1間のモデユールを1920と大きくしたのも良かったと思います。
通常の1820と今回の1920も、建物の高さは同じなので横幅が全体で52.5センチも違うと、そのぶん、さりげなくどっしりと見えたのです。
まだ完成ではないのですが、今の時点でも品よく仕上がっていることに嬉しく、上機嫌で今回のやるべき仕事に取り掛かりました。
竹田 成太