大元上町に社屋を建てて44年余、建築屋の事務所としては余り無い景色なので時々お客様が訪ねてくれます。
ゲストルームに入られると、まず、お庭を褒めていただけます。
僕としては、家の方にもっと関心を持って少しでも多く感じていただきたいのですが・・・
お昼間、日差しの強い日は障子を殆ど閉めてひかりをコントロールしていますので庭はあまり見られません。
室内は障子を通しての優しいひかりに包まれていい空気感です。
お客様も建築と真摯に向かい合うことが出来易い状況です。
ゲストルームの障子を開けるのは、日差しが強く入ってこない時間帯、特に雨降りの時の庭はとても綺麗ですし、室内と庭が繋がってより豊かな空間になります。
ひかりやあかりをコントロールする障子、使い続けたい建築のアイテムです。
2025年2月28日 竹田 成太