今日はまず本社大元のアトリエ誕生のお話です。
今から約45年前、大元学区周辺はほとんどが田んぼで道路だけが整備されていました。
大元公園西隣の土地を1979年に購入、その年には建物の計画を進めていきました。
予算は土地と建物で8000万、土地代を差し引きますと残りの予算は1000万。計画プランは平屋で55坪です。
当時の建設費と比べても少ない予算なので設計の段階ではコスト面でかなり苦慮しました。
ただ、建設会社の事務所なので外観、基礎工事、構造、アプローチと庭(別予算)にはこだわっています。
本社の事務所が竣工して約16年後の創商は ”商い” から ”創る” ことを軸に頑張っていたのでその背景としての社屋を自分たちが創りたい家、自分が住みたい家にリフォームしたいと常々思っておりました。
そして1998年頃から一部屋ずつ奥の和室、玄関、キッチン、ゲストルーム…へとリフォームを適時進めてまいりました。
完成した社屋は事務所のイメージは無く大元のアトリエの誕生です。
今日の仕事を終えて薪ストーブの炎を見ながら「暮らしたい家へ」のブログを書いています。夕刻 いい雰囲気です。
私共の会社を例としてお話しましたが、家づくりの ”ひとつの考え方” と思います。
当初の計画ではコストを抑えたベーシックな形、その後に職人の手を入れて改修していく ”考え” です。
家の完成度も上がり、年月を経た味わいがより楽しめると思います。
2023年12月15日 竹田 成太